建物裏側。アパートに繋がる架け橋の手前に張りめぐらされていた有刺鉄線は一部切られていました。
そこらへんで写真撮影していると島民の方が「いい写真撮れたかいー!?」と声をかけてくれました。
廃墟を撮影しているにも関わらず全く怪しまず、フレンドリーに接してくれる島民の方はとてもおおらかでした。
その後いよいよ有刺鉄線をくぐって中へ向かいます。

さぁ、入れるか!?

入れました。
しかもかなりあっさり。
裏側にあったアパート内部に入る部分のドアは普通に鍵が開いてました。
あっけないほど超かんたん・・・^_^;

ということで何の問題もなく入れました。

ドアの錆び具合が萌える〜(><)

ミントグリーンと錆の組み合わせに悶絶!( ´Д`)ハァハァ
今まで見た廃墟のドアベスト3に入ります。このカラー大好きです。

屋上にも行けました。

けっこう綺麗に見えるこれら別のアパート群も全て廃墟。

下から見た屋上の架け橋・・・。ホントヤバイ。
これは例え現役時代で、もしきれいな橋だったとしても渡りたくない。
それに左の手すりは丸ごとどこにいっちゃったの?


天気が良くてとても海が穏やか。


このアパートのドア達は私のツボを突きまくってきます。


部屋の中にも普通に入れます。

よくある昭和の古い集合住宅って感じの内装でした。
私が入った部屋には残留物はあまりなかったし、そんなに残留物好きじゃないので残留物は撮影しませんでした。
でも口頭の説明で申し訳ないですが、トイレが狭く、たしか和便でした。

洗面所もこのような感じ。



建物内部からこうして空を仰げます。
当時としてはかなり斬新な建物だったのではないでしょうか。

軍艦島もそうですが、炭鉱の町というのは想像以上に栄えていたんでしょうね。
だからこそ過去と現在のコントラストがより浮き彫りになるのかもしれないですね。

さてさて、島内をまだまだ自転車で進みます。
とはいっても周囲4kmの小さな島なのでそんなに広いわけではないですが、軍艦島よりは全然広いです。
そしてなにより坂が多く、全て歩いて巡るとしたらかなり辛いです。

あー、ここも廃墟・・・とか思ってたら住民が1人出てきてびっくり。
たくさんある廃アパートの中には、
一部人が住んでいる場所もあるようです。

この島には野良猫がたくさんいます。
私は犬派なのでどうでもいいですが・・・

といいつつかわいいので「にゃ~ん」とか猫なで声で近づいてみると見事無視されました。
彼らはあたしが犬派だと気づいているみたいでした。


廃アパート群まだまだ続きます。



こんな施設もありましたが閉まってました。
ちょっとその部屋をのぞくことはできましたが、写真は撮れませんでした。


階段でゴキブリに会いました。
私の存在に気付くと慌てて逃げ出したものの、
どんくさくて階段の段差を落ちてひっくり返ってしまい、なかなか元に戻れず、最終的に死んだフリをしてました。
笑えるゴキでした。





現在この池島には池島アーバンマイン株式会社という古い資源を回収して再資源化する会社があるようです。

新しい機械はその施設かな。





池島の名前の由来となった池のような形の港。かつて池だったこの場所を海と繋げて港にしたって話、本当かな。どこでそんな話を聞いたのかは忘れちゃったけど。

ここから炭鉱内に入れるのかな?

今回は残念ながら入れなかったからまた次回来た時に。
私はのんびり屋だから、もし炭鉱内も入れていたとしたら丸2日は池島に費やす必要があったかもしれない。



石炭がありました。

右に見学用のトロッコのようなものがありますね。違うかな。
もう少しあとちょっと時期がずれてたら見学できたかもしれない。

日没を迎えるころ、ブラスバンドのコンサートが始まりました。
どうやら九州本島から演奏に来た高校生のようです。
皆静かに聞いていました。
これが池島で一番印象に残った光景でした。

美しい音色の中、船は出港しました。
島がどんどん小さくなっていき、ブラスバンドの音色が少しずつ遠ざかっていきました。
この島に来て良かったな・・・。
生きている軍艦島というよりも
スローライフってこうゆう島のことを言うんじゃないかなと思うような優しい島でした。
機会があればまた訪れたいです。
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