りんごの廃墟旅

つづき


この天井は私の中でかなりインパクトがあった。
多くの廃墟サイトを見てもこの天井に注目している写真がないため、初見だった。

建築の美しさや廃墟としての成熟度が申し分ないのは分かる。
けどこのような色の混ざり合った天井ができたことは随分と素敵な偶然だ。
神は細部に宿るというが、この廃墟に至っては何体の神がいるのか。






市松模様の床は美しい。昔から自分の家もこうしたいと思っているのにまだ叶ってない。


統一された照明は控えめなのに存在感がある。








ここでは、廃墟に侵入したというよりも迷い込んだと例えたい。

侵入なんて言葉、この廃墟には似合わない。

情熱は時に罪で、時にバカです。




目の前を子猫のような影が通ったので、なんだろうと思い追いかけていったら小型の可愛いイタチだった。

まさかこんなメルヘンチックな遭遇があると思わなかったので、すごくほんわかした。

写真を撮りたかったけど、すぐにどこかに消えてしまった。


私は廃墟内で人や動物と遭遇したことはなかったので、これがはじめての遭遇体験だった。


でもマヤカンにイタチって出来すぎでしょ。


イノシシとかサルじゃないのがさすがマヤカン。

もってる。






全てが絵画的。


















でもこうして写真を見ていたら、あまり多くのことを語る必要はないなと感じた。




だから今回説明しようとしていた摩耶観光ホテルの歴史はWikiに代行してもらうことにした。

さぼったわけじゃないよｗ

摩耶観光ホテル



それに昔どんな場所だったかとか、そうゆうのは正直、実はあまり興味がない。

私にとっては廃墟になってる今のほうが現役みたいなものだからかもしれない。

キレイなただの建築物だった時代など興味がない。
寂れはじめてからが本番。




















屋上からの景色。夜景はあきれるほどキレイなんだろうなぁ。


さっきの写真はこの写真の右に写っている階段の残り部分、この細っこいところをのぼっていく。























聖域でした。