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神の住む場所

朝陽で明かりの灯る日本最古のコンクリートアパート。端島、30号棟。まるでライトアップされているか、今でも人が住んでいるかのよう。だけどこれは朝陽が作り出した自然のもの。まさに奇跡の光景だった。

まるで不思議の国の・・・

廃ホテルに迷い込んだよう

まだ人がいた温もりを感じる

木造校舎の温かさ

摩耶観光ホテル2

Posted by 秋空りんご on 02.2014 兵庫   6 comments   0 trackback
Tag :廃墟廃屋廃ホテルマヤカン摩耶観光ホテルホテル廃墟夜景摩耶山
つづき

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この天井は私の中でかなりインパクトがあった。
多くの廃墟サイトを見てもこの天井に注目している写真がないため、初見だった。

建築の美しさや廃墟としての成熟度が申し分ないのは分かる。
けどこのような色の混ざり合った天井ができたことは随分と素敵な偶然だ。
神は細部に宿るというが、この廃墟に至っては何体の神がいるのか。

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市松模様の床は美しい。昔から自分の家もこうしたいと思っているのにまだ叶ってない。

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統一された照明は控えめなのに存在感がある。

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ここでは、廃墟に侵入したというよりも迷い込んだと例えたい。

侵入なんて言葉、この廃墟には似合わない。

情熱は時に罪で、時にバカです。

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目の前を子猫のような影が通ったので、なんだろうと思い追いかけていったら小型の可愛いイタチだった。

まさかこんなメルヘンチックな遭遇があると思わなかったので、すごくほんわかした。

写真を撮りたかったけど、すぐにどこかに消えてしまった。

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私は廃墟内で人や動物と遭遇したことはなかったので、これがはじめての遭遇体験だった。

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でもマヤカンにイタチって出来すぎでしょ。

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イノシシとかサルじゃないのがさすがマヤカン。

もってる。

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全てが絵画的。

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でもこうして写真を見ていたら、あまり多くのことを語る必要はないなと感じた。

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だから今回説明しようとしていた摩耶観光ホテルの歴史はWikiに代行してもらうことにした。

さぼったわけじゃないよw

摩耶観光ホテル


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それに昔どんな場所だったかとか、そうゆうのは正直、実はあまり興味がない。

私にとっては廃墟になってる今のほうが現役みたいなものだからかもしれない。

キレイなただの建築物だった時代など興味がない。
寂れはじめてからが本番。

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屋上からの景色。夜景はあきれるほどキレイなんだろうなぁ。

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さっきの写真はこの写真の右に写っている階段の残り部分、この細っこいところをのぼっていく。

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聖域でした。









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摩耶観光ホテル・1

Posted by 秋空りんご on 01.2014 兵庫   10 comments   0 trackback
私はもしかして廃墟が好きなんじゃないだろうかと初めて感じたのは、
とてもベタだがこの廃墟をあるときたまたまネットで見た時からだったと思う。

完全体の廃墟マニアになったのは川南造船所に行ったことがきっかけだったけれど、
それ以前に、たまたまネットでこの廃墟の写真を見て釘付けになったことがあった。
だけど自分が廃墟好きだと自覚していなかったので、ただ、「あまりにもキレイな世界だな・・・」と思うくらいだった。
他の普通の廃墟の写真を見ても、まだその当時はなんとも思わなかったので、よくわからなかった。

そして川南造船所に行ってそれが確信に変わったのだけれど、
それ以前に、「おや?」と思わされたきっかけは今思えばまさにこの廃墟だった。

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夜景で有名な摩耶山にあるので、山を登る途中も大パノラマ。

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到着した時ほんとうにワクワクした。

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いつもどおり、だいたい撮影した時系列順に載せていきます。

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撮影した写真を改めて見ると、私はほんとうにドアと窓が好きなんだなと痛感しましたが、
数多の廃墟の中でも、ここはそれらの美しさが極めて特徴的な廃墟である。

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探索系といえど残留物などはほとんど撮影しない。
いつでもだいたい興味は建築にある。
まぁそれ以前にここは残留物がほとんど無いんですけどね。

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でも私ってほんとに探索系なのかな、写真系でもないし・・・と思って夫に話したら、
「香織は精神系でしょ?」という新たなジャンルが飛び出してきた(笑)

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建築好き+精神系=廃墟ということ?

目からウロコだわ。まさにそうかも。

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多くの人に撮影され尽くしてきた廃墟であるため、それだけ多くの表情を撮影者に見せてきた。

撮影者が見る世界が「写真」になるので、例えばそれは事実そのものでないこともある。
それは幾分かその人の個性が写真に反映しているからだと思うけれど、
私はコンデジでほぼオートで撮影している。
今は夫の一眼をたまに借りることもあるけど、でも使い方がわからずやはりオート。

何がいいたいのかというと、

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私のようなカメラに興味の無い人がオートモードで撮影している写真は、カメラ好きな人が撮るそれよりも、
現物のまま、事実そのものに近いものが撮れていると言えるのではないだろうか?ということ。

そしてそういった個性や主観のフィルターを限りなく排して撮っている写真にも関わらず、
これだけ美しいというのは、やはりこの場所が驚異的な魅力を持つ魔物物件だということなのだろう。

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ただただ恐れ入った。

どこを撮っても絵になるのだから。

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皆が空想の世界でイメージする美しく退廃した世界、それをナチュラルで実現してしまっている。

信じられないほどに、美しい。

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実際にはこのホテルの現実的な廃業、放置、経年劣化が産み出した産物の
それ以上でもそれ以下でもないはずなのに、

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まるで誰かがこの廃墟の空間を廃墟になるべくデザインし、それとなく色を抜き、

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壁紙をはがし、光を取り込み

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物を落下させ

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ガラスを割り、散りばめて、

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作り上げた。

そういうアート作品なのではないかと思わせられるほどに。

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心を奪われる。

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天井には神さまのパレット。
とてもキレイな彩色。


次回はこの廃墟の歴史などをお話したいと思います。


プロフィール

秋空りんご

Author:秋空りんご
廃墟をさすらっています。
それ以外にも様々な場所を冒険しています。

webや雑誌で主に旅行関連のライターをしています。

2015年12月より多忙のためブログを休止しています。

廃墟活動は継続していきますので、
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