神の住む場所

朝陽で明かりの灯る日本最古のコンクリートアパート。端島、30号棟。まるでライトアップされているか、今でも人が住んでいるかのよう。だけどこれは朝陽が作り出した自然のもの。まさに奇跡の光景だった。

まるで不思議の国の・・・

廃ホテルに迷い込んだよう

まだ人がいた温もりを感じる

木造校舎の温かさ

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さよなら九段下ビル(後編)

Posted by 秋空りんご on 03.2012 東京   12 comments   0 trackback
Tag :九段下ビル 雑居ビル 廃墟 解体 消滅 アトリエ 展示会 大西信之 さよなら九段下ビル 靖国神社


私が訪れたとき、
九段下ビルの「消滅」をテーマにした「さよなら九段下ビル」という最後のアトリエ展がやっていた。


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このビル最後の住人であり、画家の大西さんが、室内にいらっしゃり、
展示品を見る私の横で、それにどんな意味があるのか教えて下さった。


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私はこれが気に入った。


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足跡をつけてもいずれその足跡は消されていくというもの。

上の足は母の足。


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機械式で箒が回り、砂についた足跡を消していく仕組みだ。

やはり「消滅」がテーマ。

私は廃墟用のブーツを履いていた。

ゴツゴツした深い足跡がついた。

そしたら普通1周で消される足跡が、3~4周くらいかかった。

しぶといあたしの足跡に、私と大西さん、周りのお客さんたちも笑った。


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これはクッキーで出来た街。来客者が少しずつ食べていいもの。

お客さんが少しずつ食べることでこの作品は完成する。

こうして街が消されていくということを表現しているからだ。

もうほとんど無くなっていた。

私が食べるのを躊躇していると、大西さんが「大丈夫ですよ。」と先に食べてくれた。

大西さんは優しい紳士の画家さんだった。九段下ビルがとても似合う。


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来てよかった。


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このビルを愛する人たちとお話して、その想いに触れて、いつの間にか私も同じ気持ちでこのビルを見ていた。

今日来たばかりなのに、なんだか昔から知っていたような。

そんな気持ちになっていた。


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九段下ビルが消えていく痛みがもう他人事じゃなくなっていた。


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このビルは関東大震災で被災した近隣の商店主達が共同出資して組合を作り、1927年に建てられたものらしい。
(参考Wikipedia

そしてその後、ビルは東京のシンボル的存在となって生き、この街を見続けた。


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その長い間、このビルはどれだけの人を支え、受け入れてきたのだろう。

騒がしい東京の街の雑居ビルとしてボロボロになりながらも長い間頑張ったんだね。


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お疲れ様。


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ありがとう。九段下ビル。


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安らかに。


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自動販売機でコーンスープを買って飲みながら九段下ビルの後ろ姿を見ていた。






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このあと、すぐ近くの靖国神社へお参りもしてきた。


・・・・・・クリスマスなのに神社でお参り・・・・・・(笑)


今回少しだけ登場しましたが、実は九段下へは母と一緒に行きました。

そして帰り、母が靖国神社で廃墟探索の安全のためのお守りを買ってくれました。

色々と口うるさいけど、いつも私を心配して助けてくれる母。

ありがとうお母さん。



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それではまた次回


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昔仕事でここの前を通ったのを思い出したよ^^東京にもこんなに古い建物があるんだな~って感心したっけな~
りんごの足跡はしぶといんだねwオレの足ふまないでね><
この間のショーグンずっこけ事件のとき怪我しなかったのはこのお守りのおかげだったんだね^^ありがとう。
2012.02.03 19:52 | URL | ショーグン #- [edit]
>ショーグンたん

今日もお疲れさまね(^^*♪疲れたでしょう?心配してたよ(汗

ショーグン、このビル外からは見たことあったんだね~!
周りの建物とは明らかに違うレトロ感たっぷりの建物だよね。

そうそう、ショーグンの足踏まないように気をつけるよーw

あたしのお守りはショーグンも守ってくれる特別仕様なんだぜィ(*^∀^*)
2012.02.03 20:26 | URL | りんご #- [edit]
九段下ビル、ほっこりしててなんだか懐かしい感じがするビルですね。
作品展も前衛的で、屋上にある紙テープ?のオブジェも素敵です (*´ェ`*)

娘さん思いのお母さんを大切にね(=´ー`)ノ

2012.02.03 21:58 | URL | なん1939 #- [edit]
>なんさん

こんばんわ♪(^^*

なんさんこういうビル好きでしょう?
そちらの地方にもこういうのありますか?
でもこういう味のある建築って文化財とかになって廃墟という価値がなくなってたりするから
その線が微妙だったりしますよね。

九段下ビルのオブジェたちみんな素敵でさすがだなーと思いました。

母と今度またどこか一緒に出かけたいと思ってます^^
2012.02.04 01:17 | URL | りんご #- [edit]
りんごさんはじめまして。
お邪魔します~ 
九段下にこんなところあったのですね。
青森の廃墟は雪の重みで自然消滅しちゃうので、すぐ取り壊されてしまいます。
東京いいなぁ~~~~ 芸術って感じが伝わります。
タクシーを運転してたころは廃墟とか怖いだけでした。
今思うとあちこち行けたのにもったいないことをしました;w;
応援します~ 
2012.02.04 03:44 | URL | 飴野天機 #1wIl0x2Y [edit]
>飴野天機さん

はじめまして^^*管理人のりんごと申します。

飴野さんは青森の方なんですね。
青森は雪がすごいので廃村とかも残ってなさそうですね(><;
ということは建築はコンクリート系が多いのでしょうか・・・?

廃墟はその世界に目覚めるまでには
ある程度の「経験値」や「潜伏期間」みたいなのが必要なのかなーと思います^^;

もしよかったら今後も仲良くしてくださいね。

応援ありがとうございます(*^∀^*)v
2012.02.04 13:24 | URL | りんご #- [edit]
昭和の香りがぷんぷんする建物ですね。

この状態で現役というのもすばらしい。

コンクリとレンガが好物なので、こういうこじんまりとしたビルは大好きです。

ここも解体されてしまうんですね。

歴史ある建物がなくなっていくのは寂しい限りです。

2012.02.04 21:15 | URL | #- [edit]
こんなにも香ばしい建物が日々刻々となくなっていくのは寂しい限りです。
私も見に行って足跡残したかった・・・(ノω・、) ウゥ・・・
2012.02.04 23:51 | URL | イモ子 #- [edit]
『消滅』がテーマなんて、まるで人生そのもので深いですね。

歴史ある九段下ビルの消滅は本当に残念でなりません。

足跡の機械(?)やクッキーの街、いいですね。消滅は悲しくもありますが美しくもありますね。

廃墟の、今にも消滅しそうな雰囲気が廃墟の魅力の一つだと思います。

一度も見に行けなかったのが心残りですが、りんごさんが綺麗な写真を沢山載せてくれているのでいつでも見に来られます。

お気に入りの廃墟が取り壊され呆然とした事がありますが、写真やブログ等、記録や記憶に残すのは大切な事だと思います。
2012.02.05 22:52 | URL | ◎ギガントキモス◎ #- [edit]
>翔さん

こん^^
翔さんコンクリとレンガがお好きなんですか!?
私と同じですね♪

コンクリは男性的
レンガと木造は女性的な廃墟というのが私の勝手なイメージですw

私は女なので男性的なコンクリ廃墟にキュンとしちゃうんですw

都会にありながらここまでこの古い建物が守られてきたこと自体が
奇跡みたいなものかもしれません。

静かにお疲れ様と言ってあげたくなりました。
2012.02.08 02:02 | URL | りんご #- [edit]
>イモ子ちゃん

イモ子ちゃんいらっしゃいませ^^

解体はホント寂しいよね・・・。

イモ子ちゃんにもあたしと一緒に渾身の足跡を残してほしかったなー。

でもイモ子ちゃんの分もあたしがなかなか消えない足跡残したからね!(`・ω・´)シャキーン
2012.02.08 02:05 | URL | りんご #- [edit]
>ギガントキモスさん

そうなんです。消滅がテーマって奥が深いですよね。

消滅というのは廃墟が持つテーマそのものです。
物事には全て終わりがあるということ。
それを知りつつ受け入れ、現役を生きていく強さを長年見せていたのが九段下ビルでした。
そして美しく消えていく潔さ。
解体。

私はなかなか潔くなれないしぶとい人間ですけどねw(足跡と同じようにw)

でも全ての人間やこうした建物は人々の記憶や記録には残せます。
だから
「一度も見に行けなかったのが心残りですが、りんごさんが綺麗な写真を沢山載せてくれているのでいつでも見に来られます。」
と言ってくださったのはすごくうれしいです。

私のブログで少しでも感じていただけることがあるのだと思えました。
ありがとうございます。

今後も廃墟の儚さや、生命や建築物の消滅をブログと通じて皆さんに見せていきたいです。

真理を追求するのもりんごの永遠の人生廃墟旅のテーマでもあります。

2012.02.08 02:23 | URL | りんご #- [edit]


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秋空りんご

Author:秋空りんご
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群馬県出身、埼玉県在住。

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